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About

「記憶のアトリエ」は、“大切な記憶”に触れ、綴じる。小さな移動アトリエです。

ZINE作家michi-siruveが縁のあった場所へ伺い、今まで制作した誰かの“大切な記憶”が綴じられた小さな本たちと、本づくりの道具や素材を並べて、1日だけのアトリエをひらきます。

本と人がともにある、静かな時間。本を手にとりながらゆっくり過ごしたり、あなたの“大切な記憶”をアトリエにある道具を使って本に綴じたり、自由にお過ごしください。

記憶に触れて、記憶を綴じる、そんなゆるりとしたひとときをお贈りします。

掌の記憶」(2015-)

29歳の終わりにがんを経験し、“大切な記憶”を綴じ続けてきたmichi-siruveの活動。

「若年性がんの経験者のひとりとして何ができるだろう?」と問いながら、綴ったり、語り合ったり、展示をしたり、病院での活動もはじめたり。サポートのかたちを知るために、さまざまな場所や人も訪ねました。

そんな4年間を通して、がんに限らずさまざまな経験をされた方やご家族、サポートする方々との出会いがありました。

語り合う中で教わったこと、感じたこと、考え続けていること。それらを見つめなおすうちに「聴く」「語る」「読む」「つくる」「交わす」……目的や時間の制限もなるべく取り払ったかたちで、より気軽に自由に“記憶”に触れたり、“記憶”を持ち寄ったり、交わしたりできるひとときがあったらいいな。と思うようになりました。

そんな場所自体を自分で新たにつくるような力はありませんが、すでにある場所にわたしと本がお邪魔することで、そこに集う人たちに「ひとときを贈る」ことはできるかもしれない。そんな想いから生まれたのが、この小さなアトリエです。

「記憶のアトリエ」in トコテコ紙芝居小屋

アトリエの原点にあるのは、16年前、寝たきりになり表現の術を失った祖父と過ごした患者家族としての日々の記憶。その後社会福祉を学び「人の想いをかたちにする術を身につけたい」と本やWebの制作現場を巡っていた4年前、妊娠・流産・がんが一度に押し寄せた絨毛がんという病の経験。

がんで倒れたわたしと入れ替わるように他界した祖母の遺品と記憶を見つめなおした『otomo.』という1冊の手製本から広がった「掌の記憶」、「ココロイシ」、「汀の虹」。そしてがんで旅立った大切な家族や友人、今までの人生で出会い、michi-siruveの活動を見守ってくださっている方々の存在が、このアトリエの種をくれました。

病によって孤独を抱えた、患者や家族のひとりとして。また、大切な人を見送るかなしみを抱えたひとりとして。何より、がんによって「育むはずだった小さないのち」を失ったかなしみを抱え続けるひとりとして。

それぞれが抱えているものを“記憶”という言葉のもとでともにする。“記憶”という言葉を通していつまでも触れ、交わしてゆける場があったらいいな。そんな想いが膨らみ「記憶のアトリエ」というかたちになりました。病院やがんを経験された方々が集う場所を中心に、でもがんに限らず、本と人がともにあるさまざまな場所でも。この想いに共感してくださる方々と、ささやかにひらいています。

がんになって5度目の春、34回目の誕生日を目の前に生まれた小さなアトリエ。共感してくださるみなさまと、そしてアトリエに集うみなさまと、少しずつ大切に育みながら、ともに記憶を見つめてゆく営みのようなものです。

ご依頼について
アトリエ日記 (開催の記憶)

michi-siruveプロフィール
ZINE作家。“大切な記憶”を小さな本に綴じています。本づくりの移動アトリエ「記憶のアトリエ」をいろんな町でひらいています。

△“大切な記憶”を豆本におさめて贈る「掌の記憶
△“大切な記憶”に触れ、綴じる。小さな移動アトリエ「記憶のアトリエ
「まなざし」を綴じる。ZINEという表現のかたち (教養と看護「考えること、学ぶこと」 連載/日本看護協会出版会)

>>プロフィール詳細

(↓「記憶のアトリエ」のリーフレットです↓)

atelier-omote